東京都清瀬市にある自立援助ホームあすなろ荘は虐待等様々な事情で10代から社会で生きていかなければならない青年たちを支援しています。青年たちを応援するために皆様からのご寄附等も受け付けております。 « 私たちの活動

自立援助ホームあすなろ荘


あすなろ荘はこれから社会に飛び立とうとしている青年たちが、その羽を
いったん休め、再び飛び立つための体力をつけるつけるところです。
ここでさまざまな成功・失敗を経験してください。困ったことなど、なんでも
相談してください。お手伝いできるところはお手伝いしていきます。
お互いに学び、成長していきましょう。
そしてあすなろ荘から社会へと飛び立ったあとも、いつでも羽を休めに
来てください。私たちは望む限りいつまでも見守っていきます。

自立援助ホームあすなろ荘

私たちの活動

虐待されている子ども達の中には、15~20歳に至るまでに長期間の虐待にさらされてきた子ども達もいます。一時保護所から直接自立援助ホームに入所するような子ども達は殆どがこのケース。
また、児童養護施設で生活していた子ども達は、高校卒業、高校中退、または中学卒業を機に施設を出なければなりません。そして子ども達は働いて自立することを求められます。
けれど、「自立を『余儀なくされる』子ども達」で挙げたようなさまざまな「事情」を背負っている10代の子ども達にとって、大人の助言も支えもなしに社会的に自立していくのには、とても大きな困難を伴います。
私達の運営母体は、児童養護施設も運営している「社会福祉法人 子供の家」ですが、同時にこうした社会的養護の枠組みからこぼれ落ちてしまう子ども達へのケアにも力を入れています。

自立援助ホームとは

ホームに来る子どもの多くは被虐待の子どもたちであり、ネグレクトされた子どもたちです。心の奥底に人間不信を、大人への不信を抱えた子どもたちが、施設での集団生活にはなかなか適応できずにそのまま社会に飛び出て失敗し、入ってきます。
こうした子どもたちの受入れが、場としても、支援の方法としてもほとんどないというのが現状です。この子どもたちに必要なのは指導でも、お世話でも、管理でもありません。
どこの自立援助ホームでも、先ずはそのままの姿(何もやろうとしない、意欲をもてない、良いとは言えない目標しかもてないといろいろありますが)を認め、受け入れることから始まります。そして、やる気になるのを、意欲的になるのを、ある程度認識し、目標がもてるようになるのを待ちます。
何度かは失敗するであろうことを予測しながらも、相手が選び、決断するまで待ちます。そして、相手が決断したことを尊重します。私たちには良くないな、上手くいかないなと解っていても彼らが決断したことを尊重します。
当然、上手くいかないことや、躓くことがでてきます。しかし、人は失敗したり誤った体験をしながら成長していきます。その権利は彼らにもあるのです。そのことがキチッと保障されていることが大切です。ありのままを認め、本人の主体性が生じるのを待ち、出てきた決断を尊重し、失敗することを保障する、というのは「主体性の保障」です。
自立援助ホームは「自立」を「子どもたちが何でも一人でできるようになること」とは捉えていません。「自分でやろうとすること」「自分でやろうという意欲をもちながら人と関わって、人に助けを求めていけるようになること」と考えます。そのためには、この主体性の保障は不可欠な援助方法です。
心の奥底に人間不信を、大人への不信を深く抱えた子どもたちにとっては、在りのままの自分を無条件で受け入れてくれる大人に出会うこと、数少ない経験からでてくる主体性の小さな芽がどんなに稚拙であっても踏みにじらずに育ててくれる大人に出会うことが大切なのです。
自分では自分自身をなかなか抑制できないところまでいってしまっている子どもたちも多くいます。夜遊びがしたくて帰ってこない子、寂しさに耐え切れず異性との繋がりを強く求める子、非行をして再び家庭裁判所に繋がってしまう子、少年院に入ってしまう子といろいろですが、それでもなお、彼らが選び決断した結果なら援助を続けます。彼らから関係を断ち切らない限り、ホームを出た後何年でも援助が続きます。
(参照:全国自立支援ホーム協議会)